読書メモ 「なぜ、日本人はマネジメントが苦手なのか」岡本薫

 
 
 

0.Ph.P手法PDCAサイクルはもう古い

・日本人はP(計画)が苦手
計画で失敗すると、DCAも必ず失敗する。
 
・計画の5つのフェーズに分ける(Phased Plannning ) のがPh.P手法
計画を1.現状把握、2.原因特定、3.目標設定、4.手段選択 5.集団的意思形成と5つのフェーズに分ける。
これら5つのフェーズに、6.手段実施の確保、7.結果と目標の比較を加えた7つのフェーズがマネジメント。
 
・それぞれのフェーズにも目標と手段がある。
<上位マネジメント>目標A→手段B→目標B→手段C…<下位マネジメント>
今どのレベルのマネジメントについて議論しているか区別すること。
 
 
1.現状把握
・先入観を持ったインフォメーションではなく、確度の高いインテリジェンスをつかむ。
 
・現状は「お金」だけでなく「欲求」の「市場」としてとらえる。
NPOも社会の役に立ちたいという欲求で動いている。
「お金」と「欲求」どちらで動くのか、把握しておけば、アプローチの仕方が変わる。
 
・「現状」と「環境」を混同するな環境とはその人にとって、良いか悪いかの相対的な概念。
現状(客観的事実)を把握することは、自分がどんな現状におかれているか、将来どんな「環境」に置かれるかを予測・把握すること。
 
・常に現状把握を怠るな
自分は現状を十分に把握できていないという意識を常に持つ。
 
 
2.原因特定
・感情的にならないこと。
「意識・モラル」に原因を求めてはいけない。
 
・よい現状の原因も探り、他へ活かす。
 
・常に原因の特定に気を配れ。
 
 
3.目標設定
・達成可能な目標を具体的に設定する。
達成可能とは手段が存在するか?ということ。
具体的とはフェーズ7で結果と比較できるか?ということ。
 
・曖昧な目標はスローガン。
スローガンは他社を始めとする鼓舞する手段として使う。
 
・目標を決めるということは、他の目標を切り捨てるということ。
「あれもこれも」じゃダメ。
 
・暗黙、無意識の目標も明確化して共有する。(コスト削減等)
 
・具体の時間設定(いつまで達成するか)をする。
100点の仕事でも間に合わなければ0点。60点でもいいから間に合わせる。
 
 
4.手段選択
・とりあえず実現可能性は無視して手段を列挙する。
 
・現状→原因の因果関係を踏まえて、有効な手段を選択する。
 
・「意識改革」は目標なりえない。意識は結果として変わるもの。
 
・日本ではモラル感覚を刺激する手段が有効。
 
・手段を目的化しないこと。
 
 
5.集団的合意形成
・1〜4の各フェーズで関係者みんなが同じ意識を持つこと。
 
・「1.現状把握」、「2.原因特定」の意識共有は「認識」の共有。
客観的事実に基づくものであるから、主観は入らない。
 
・「3.目標設定」、「4.手段選択」の意識共有は「方針」の共有。
関係者の価値観、モラルなどが入り込むため、最後は多数決や決定権持つ人が決める。
 
・合意形成はディベートではなくロジカルに進める。
 
 
6.手段実施の確保
・手段が本当に実施されているかモニタリングする。
 
・「信頼」、「柔軟な対応」は手段変更をもたらす。
 
・勝手に変更された手段が正当性を持つなら、当初の手段が間違っている。
 
 
7.結果と目標の比較
・評価指標はつくるな。
評価指標ができるということは、目標に具体性のない証拠。
 
・上位マネジメントから下位マネジメントまでで、どのレベルの評価をしようとしているのかを明確にする。