読書ノート「1分で話せ」

基本情報

  • 著者 伊藤 羊一(ヤフー株式会社コーポレートエバンジェリスト)
  • 出版社 SBクリエイティブ株式会社
  • 出版日 2018年3月20日初版第1刷(2018年9月19日初版第14刷)
  • 読了日 2019年1月21日

概要

90%の人は、1分で話せないばかりに損をしている。短く適切に相手の記憶に残せたら、上司や普段会えない経営者に認められ、千載一隅のチャンスをつかめていたかもしれない。世にいう「論理的な話し方」や「プレゼン」の本では何かが欠けている。本書では、「コミュニケーションで相手に動いてもらう」ことを目的に、筆者が長い時間をかけて得てきた、相手に伝えるためのスキルを紹介している。

印象に残った言葉や表現

結局動かしてなんぼ-きれい話すのは目的じゃない

プレゼンは、資料を作って人前で話すことが目的ではない。自分の望むゴールにいない相手を、自分のゴールに動かしていく「動かしてなんぼ」がプレゼンには求められている。そのためには、事前の根回しや、その後のフォローなど、「相手が動くために、できることをすべてやりきる」ことが重要。

1分で伝わるために結論、根拠、実例のピラミッドをつくる

明確な1つの結論を頂点に、その根拠を3つ、根拠の下に実例を1つか2つ用意し、3段の話のピラミッドを作る。そして、そのピラミッドが成立するための前提を相手と共有する。

中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない

少し難しい言葉を使うと、大人でもすぐに迷子になってしまう。専門用語以外は、可能な限り中学生でもわかる言葉を使う。

そこに自分を当てはめて考えるようになるか

ロジカルなことを聞いただけでは人は動かない。ビジュアル(写真)を見せたり、具体的な事例を挙げることで、聞き手の頭の中にイメージを描いてもらう。そうすると、聞き手は、そこに自分を当てはめて考えるようになり、頭の中でどんどん想像が膨らんでいく。

「超一言」で包み込む

人は相手の話の80%は、聞いていない。いくら、いい話をして聞き手に喜んでもらっても、聞き手がずっと覚えているかどうかは別の話。話のストーリーを全部覚えてもらうのは、あきらめる。自分の伝えたいことを、一言のキーワードで表す。その一言に、自分の伝えたい内容を包み込むような「超一言」。これは、覚えやすく、その一言で、プレゼン全体を表現するようなキーワード。

感想

プレゼンのゴールは「人を自分のゴールまで動かすこと」。プレゼンというと、きれいな資料を作って話すことと思いがちだが、それよりも「人を動かす」という目標を常に頭に入れて望もうと思う。ロジカルも大事だが、プレゼンの全体を一言で表わす「超一言」により、聞き手の頭に刻印するというテクニックも実践してみたい。

目的

  • はじめに 私は、人に何かを伝えることが本当に苦手だった
  • 序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと―うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」
  • 第1章 「伝える」ための基本事項
  • 第2章 1分で伝える―左脳が理解するロジックを作る
  • 第3章 相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
  • 第4章 1分でその気になってもらう―右脳を刺激してイメージを想像させよう
  • 第5章 1分で動いてもらう
  • 第6章 「伝え方」のパターンを知っておこう
  • 第7章 実践編

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