読書ノート「才能の正体」

基本情報

  • 著者:坪田 信貴(坪田塾塾長)
  • 出版社:株式会社 幻冬社
  • 出版日:2018年10月10日
  • 読了日:2019年2月5日

概要

才能の”芽”は、必ずあなたの中にある!受験から人材育成まで数多の奇跡を生んだ「ビリギャル」著者による、劇的能力向上&組織改革のメソッド

印象に残った言葉や表現

人は「結果」に合わせて、事実を「物語」にする

多くの場合、「結果」が才能の有無の判断基準になる。結果によって、過去の解釈も全て変わってしまう。いい結果が出ると、その人の過去にやっていたことが、すべてポジティブな見方でとらえられるようになってしまう。例:子供の頃は一人で遊んでいた。ノーベル賞受賞者→研究熱心で1つのことにのめり込み熱中する、犯罪者→友達が少なく孤独

「やればできる」ではなく「やれば伸びる」

「やればできる」という思考は「結果至上主義」。その結果が手に入らないと分かった瞬間に、やることそのものをやめてしまう。誰でも何かを始めて、それを継続していければ、やった分だけ成長して、必ず伸びていく。能力が伸びれば、その部分が際立ってきて「才能」になる可能性がある。

「やる気」は幻想。人はどんなときでも「動機づけ」によって動いている。

「やる気」はポジティブなものとして捉えられている。「睡眠のやる気がある」「今日もやる気でテレビを見る」という使い方はしない。眠いときも、宿題をせずにテレビを見るときも、人は動機づけによって動いている。

「動機づけ」は、「認知」「情動」「欲求」の3つ行動から成り立つ。これがないと、才能は生まれない。

まず、はじめに、正確に「認知」する癖をつけること。人は、「これなら自分にできそう」で、しかも「これはきっと人生の役に立つに違いない」と思えたら行動に移す。スタート地点で「自分が(子どもが/部下が)、何をどう認知しているか」を冷静に正確に観察することが大切。

“黙って”見守ること、才能を開花させるには、これに尽きる

どれだけ優秀でも継続できないと意味がない。継続を邪魔するのも、支えるのも、一番影響力があるのは家族。子どもが夢を語って努力を始めようとしたときに、親が否定せず、信念を持って見守る。愛情を与える。そして、子どもの言葉を信じて、温かく見守る。

人の才能を伸ばすのが上手な人ほど、主観的な意見を言わず、ただ事実のみを根気強く言う

人間はフィードバックを受けるとより良くなろうとする生き物。フィードバックは、プラスやマイナスの意図もなく、ただ事実を言うのみでOK。否定したり、自分の意見や価値観を押しつけ、「どうして勉強しないの?」「どうして言ったとおりにしないの?」とコントロールしようとすると、人は離れて行ってしまう。

感想

前提として、才能は生まれつき持っているものではなく、人よりも、とがった能力を磨いていくことで、生まれるものであるということ。子どもをやる気にさせるために、すぐに情動(テンションが上がること)や欲求(本当に自分がやりたいと思うか)を求めてしまうのは間違い。まずは、「自分にもできそうだ」と目的や目的までのステップを「認知」させることが大切だと気づいた。

目次

  • 第1章 「才能」とは何か?(「才能」という言葉の意味を、分析してみた
  • 大きな勘違いによって、僕は「才能」の本質を知りたくなった ほか)
  • 第2章 「能力」を「才能」へ(「できる人」「頭のいい人」の言葉を聞いてはいけない
  • 行動を完コピせよ!―そのときに「メモ」ではなく「動画」を使う ほか)
  • 第3章 「才能」のマネジメント(「解答のない社会」で才能を伸ばすには
  • 36歳、元警視庁のスナイパーが僕の右腕になるまで ほか)
  • 第4章 「才能」と「成功者」、「才能」と「天才」(目下の人に上座を勧める
  • 「北風と太陽」の“太陽”になれたら、人は心を開いてくれる ほか

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